【子供 英語】子供が英語発音を学ぶ仕組みと教え方

せっかく子供に英語を学ばせるなら、綺麗な英語発音を身に着けさせたいですよね。ただ、何をどのように教えて良いかわからない方が多いと思いますので、今回は子供が英語発音を学ぶ仕組みや教え方について解説したいと思います。

子供は会話を通して発音を身に着ける

まず、子供が英語を学ぶメカニズムを知ると、発音を教える方法が見えてきます。メカニズムを解説すると非常に長くなってしまうのでここでは割愛しますが、基本的な仕組みとしては子供は会話を通して発音を学び、その後読み書きができるようになります。そして逆はありません。読み書きを先にやっても会話ができるようにならない=発音もできるようにならないのです。従って会話の中で発音を教えることにフォーカスする必要があります。

子供は耳と目の両方で英語発音を覚える

では、会話中に子供はどのように英語の発音を学ぶのでしょうか。2つ重要なポイントがあります。

子供は会話の中で

  • 「英語の音感」(抑揚・リエゾン)を身に着ける
  • 先生の口の動きを見て、しゃべり方を学ぶ

ことができます。一つずつ見ていきましょう。

「英語の音感」(抑揚・リエゾン)を身に着ける

 

教室で先生が生徒に「授業の終わりに、宿題を出してね」と言ったとします。その時の英文と抑揚が下図です。

英語 発音 抑揚 リズム

まず抑揚ですが、endとhand inのところに抑揚がついていることがわかります。つまり、先生が会話の中で最も強調したいところに抑揚がついています。

リエゾン 表記←このマークは音と音を滑らかにつなげて発音するのを示しています。音と音をつなげると、一部の音が発音されなかったり、少し音どうしが混ざることがあります。(これをリエゾンといいます)例えば出だしの At the の部分ですが、普通なら単語を1個ずつ発音すると「アット ザ」となりますが、滑らかにつなげて発音すると「アッゼィ」と発音することになります。このように英語は一般的に語と語をつなげて滑らかに発音するものですから、英単語一つずつの発音だけを何回も練習するのではなく、会話として文の中で個々の単語の発音を学ぶ方が良いのです。

英語では抑揚とリエゾンでリズムを作り出します。この感覚こそが「英語の音感」なのです。そしてこれを身に着けるには、いくつかトレーニング方法がありますが、やはりネイティブとの英会話が一番です。その他にもCDを聞いてリピートするシャドーイングという方法もあります。

先生の口の動きを見て、しゃべり方を学ぶ

次に、子供は英会話中に先生の口元をみて発音を学んでいます。発音には理想的な口の動きがあります。例えば a の発音です。正しい発音で「エィ」と発音した時に、小さい「ィ」のところで口が横に広がるはずです。同じ口の動きが単語を発音中にも出ます。単語でLate(レィト)と発音した時も小さい「ィ」のところで口が横に広がります。このような動きを子供は見ているのです。

また、発音を教える上で子供に意識させたいのは、発音時の舌の動きです。例えばtheという単語は舌を上の歯にタッチした状態で発音します。こういった口の動きを子供に教えるには、先生が実際にやって見せることと、子供が実際の発音を聴くことが重要になります。インターナショナルスクールや海外の小学校~高校で広く取り入れられているESL(第2言語としての英語教育)では、英語学習の最初の方で先生がこの口の動きも含めて発音を教えています。それゆえ、インターナショナルスクールや海外の学校で学んだ子供たちは皆同じようなネイティブ英語発音が揃うのです。

もう一つ例をあげると、「Letter」という単語があります。通常の発音では「レター」ですが、アメリカ・カナダでは「レラー」と発音しています。tが発音されないことが多いのです。口の動きは上の歯の後ろ側に舌がタッチしながら「ラ」の発音を出しています。このような発音はそもそも知らなければ教えられません。

従いまして、口の動きについてはネイティブの先生か、留学経験のある人、またはインターナショナルスクール卒のネイティブと同じ発音ができる人に教わった方が良いでしょう。完璧な英語発音を子供に身に着けさせたいと思ったら、プロ任せましょう。

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