ESLは子供に”英語の自由”を与えるレッスン

ESLとはなにか?

ESL(English as a Second Language)とは、英語を母国語としていない生徒が第二言語として英語を学ぶ「英語学習プログラム」のことです。インターナショナルスクールに進学したり、留学した生徒のほとんどが最初に受ける英語の授業です。例えば留学直後は英語力が足りず、通常のクラスでついていくことは難しいです。そのため、まずはESLで英語力を底上げして、その後、通常のクラスに入るというのが、一般的な留学の流れです。(インターナショナルスクールへの進学も同様)

ESLプログラムでは授業は完全に英語で行われ、少人数制クラスになっていて、先生が生徒一人ひとりをきめ細かく指導します。様々な英語レベルの生徒がESLを受講するため、生徒の学習状況、興味、(学校生活などの)必要性などに応じて、生徒のレベルに合わせた英語指導をします。

ESLでは、英会話はもちろん、文法、リーディング、リスニング、ライティング、ボキャブラリーなどの、日常・学校生活で必要なことを一通り学習し、実践の場で使えるようにトレーニングをします。

多くの学校では、単に授業で英語を学習するだけでなく、その学校の文化・社会活動にも参加しながら、生徒は総合的に英語を学んでいきます。

なお、ESLの他にEFL(English as a Foreign Language)という英語教育プログラムもあります。ESLは英語圏の国で教える第二外国語としての英語教育プログラムのことです。どこで教えるかの違いはあるものの、ほとんど授業内容は似ている、あるいは同じものと考えていただいて差し支えありません。

留学生活ではどのくらいESLの授業を受けるのか?

生徒がどのくらいESLのレッスンを受けるかについては、生徒の英語レベル(理解度)次第です。

例えばインターナショナルスクールに進学直後、あるいは留学してきたばかりでほとんどあるいは全く英語を話すことができなければ、1日中ESLのクラスを受けることなります。他の授業には出ず、およそ数ヶ月ESLプログラムを続けて、十分に上達してきた時点で徐々に通常の他のクラスにも出れるようになります。

また、ある程度英語を理解できて、基本的な英語力がある生徒は一日に1〜2時間、あるいは数時間ESLレッスンを受け、残りの時間は通常の他の授業に出ることになります。

どのような生徒がESLを受けるのか?

インターナショナルスクール進学直後、あるいは留学直後の生徒のほとんどがESLを受けますが、インター進学前・留学前にもESLを提供する学校で英語を勉強する生徒も同じくらい多くいます。海外大学への進学を見据えてアカデミックな英語を学ぶために集中講座を受けたり、将来の海外生活や海外旅行を想定して授業を受けたりなど、ESLの授業を受ける理由は様々です。ESLは初級・中級・上級などでコースがレベル分けされていたり、目的別にコースが別れていることもあります。例えば、日常・学校生活を意識した一般的な英会話で、たくさんの異なるシチュエーションで英語で対応するための総合的なコミュニケーションスキルを取得することを目的としたコースや、ビジネスイングリッシュにフォーカスして専門用語を学ぶコースなどです。

ESLは子供に英語の自由を与えるレッスン

インターナショナルスクールへの進学も、留学も、結局はESLなくしては成り立たないと言っても過言ではありません。ESLは世界中で重要な英語教育の役割を担っていて、将来子供たちが英語で生きていくための重要な英語コミュニケーションスキルの素地を作っています。

ESLの授業を受けた子供たちは、英語で自由に意思表示ができるようになり、世界中のどこででも生きていくことができるようになります。まさに、ESLは子供に英語の自由を与える授業であると言えます。

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