2025年6月21日 コロンビアインターナショナルスクール 学校説明会レポート ~子どもは自分の想像より20%以上成長できる~
はじめに
子どもの将来を考えたとき、どの学校に通わせるかは親にとって最も重要な決断のひとつです。私自身、英語教室を運営する中で、「ただ英語が話せるだけではなく、人としてしっかり育ってほしい」「安心して任せられる学校はどこか?」と悩む保護者の声を多く聞いてきました。
今回、埼玉県所沢市にあるコロンビアインターナショナルスクール(CIS)の説明会(2025年6月21日実施)に参加し、校長先生や小学部の先生、PTSA(保護者会)の方々、在校生、卒業生から直接話を伺いました。

校長先生の話:子どもは自分の想像より20%以上成長できる
体育館での説明会は、Barrie McCliggott校長先生の言葉から始まりました。
「今日はとても暑い中、この学校に来てくださってありがとうございます。それはお子さんに合う学校を真剣に探しているからですよね。それこそが親として最も重要な仕事だと思います。」
そう切り出した校長先生は、教育において大切にしている4つの柱を語りました。
- 安全(Safety)
「まず最初に、子どもが安全であることです。
それは建物の安全だけを指すのではありません。もっと大事なのは、子どもが心から『ここは自分の学校だ』『ここに自分はいていいんだ』と思える環境です。」 - 主体的な学び(Active Participation)
「学びはパッシブ(受け身)ではありません。アクティブ(主体的)でなければ意味がないのです。」 - 支援(Support)
「新しいことに挑戦し、世界を広げていくとき、私たちは常に子どもたちのそばにいます。導き、励まし、必要なときには手を差し伸べます。」 - 挑戦(Challenge)
「リサーチによれば、子どもは自分で思っている以上に20%以上多くのことができるのだそうです。だからこそ、私たちは子どもたちに挑戦する機会をたくさん与えます。時には失敗して涙することもあるでしょう。でも、それを超えていくからこそ、本当の成長があるのです。」
「もしこういった学校を探しているのなら、ぜひコロンビアへ」と最後に語った言葉は、とても誇りに満ちていました。
またこの日は、在校生や卒業生、PTSAの保護者が来ており、校長先生も自ら「何でも質問してくださいね」とも積極的に会話に参加して質問に答えていました。
家庭と学校はパートナー
「家庭と学校はパートナーです。一緒になって子どもを育てていくことが何より大切です。」
私も3歳と1歳の子どもがいますが、親だけで子どもを育てるのは難しいです。特に教育においては、絶対的に学校の力を借りる必要があります。一方、学校だけで子どもを育てるのもまた難しいのです。学校と親が一緒になって子どもを育てるのが重要であり、この提案は当日の多くの参加者に受け入れられたと感じました。
その後、校長先生自ら「どんどん質問してくださいね」と様々なところで参加者と会話して質問に答えていました。(学校スタッフが常に通訳をしていました)

小学部説明:先生が一方的に教え、子どもがそれを黙って聞く――いいえ、そんな形ではありません。
まず毎朝、教室にはその日の学習目標が掲示されていて、授業のはじめに必ずみんなで確認します。
「今日は算数のこの単元をマスターしよう」「物語文を読んで自分の意見を言えるようになろう」など、目標がはっきりしているからこそ、子どもたちの頭の中に「今日はこれをやるんだ」というスイッチが入ります。
そして、どうやってその目標を達成するか、どこに注意して取り組むかを先生と話し合い、いよいよ活動開始。
課題が終わったらそれで終わりではなく、次に自己評価をします。「自分はどのくらいできたかな」「もっとこうすればよかったかな」と、子ども自身が自分の取り組みを振り返る時間です。
さらに友達同士で評価し合う時間もあります。自然に「ここが良かったよ」「こうしたらもっといいね」と言葉を交わし、お互いに学び合います。最後に先生からのフィードバックがあり、子どもはそれをもとに「次はこんなことを頑張りたい」と新しい目標を立てるのです。
なぜこのサイクルを繰り返すのか
こうした「目標を立てる → 振り返る → 次を考える」というサイクルは、コロンビアの小学部では毎日当たり前に行われています。
Denard先生は、次のように説明しました。
「ただ与えられた課題をこなすだけでは、自分から学ぶ力は育ちません。目標を自分で意識し、それを達成したかどうかを自分で判断し、次へつなげる。それを繰り返すことで、子どもたちは自然に『考えて学ぶ』子になります」
大人になって社会に出ると「目標を自分で設定し、それを達成するために行動し、振り返って次につなげる」必要性が必ず出てきます。特に仕事においては重要なことです。それを小学生のうちから身につけられるのは、本当に大きな財産=(生きる力)になると感じました。
学習スキルを大切にする学校
CISの通知表(レポートカード)には、日本の学校では見ない「学習スキル」の評価が載っています。
例えば
- 自分で計画を立てて課題に取り組めるか
- 困ったときに自分から質問できるか
- 友達と協力して学べるか
といった項目があります。
Denard先生は
「良い成績を取る子は、みんな学習スキルが高いんです。だからまずはこの力を伸ばすことを大事にしています」
と話していました。インターナショナルスクール(特にカナダ・アメリカ・イギリス・IB系)は、欧米の教育哲学やカリキュラムに基づいて運営されていますので、子どもは入学するとすぐにその違いに気づかされます。「正解が一つでない」、「自分で考えて決める」、「間違いから学ぶ」、「表現する楽しさ・自信」、「多様性」などを学び、生きる力を身に着けていきます。
全校で共有する時間があるから育つ
こうした学習スキルは、ただ評価されるだけではありません。月に一度、縦割り(1年生から6年生までが一緒)のグループで集まり、「今月どんなふうに自分の学習スキルを活かせたか」を一人ずつ発表します。
「忘れ物をしないように前の日にランドセルを全部準備した」
「友達が作文を頼んできたから一緒に考えてあげた」
小さなことのようで、こうして自分の行動を言葉にしてみんなの前で話す経験を重ねることで、子どもたちはどんどん成長していくのだと思います。
この発表の場で、下の学年の子は上級生の話を聞いて「自分もあんなふうに頑張りたい」と思い、上級生は「下の子にかっこいいところを見せたい」と思う。自然に良い循環が生まれているのが印象的でした。
家庭と一緒に子どもを育てるという考え方
説明会を通じて強く感じたのは、コロンビアの小学部は学校だけで完結する教育を目指していないということです。
Denard先生も、
「子どもが挑戦するとき、私たちは必ずそばにいて支えます。でもそれは学校だけではなく、家庭とも一緒に取り組んでいきたいことです」
と話されていました。校長先生のお話にあった「学校と家庭はパートナー」という言葉が、小学部の取り組みからも生きているなと感じました。

まとめ:自分から学ぶ力を育てたいなら
目標を自分で立て、友達や先生と一緒に振り返り、次に活かす。
こうした学びを毎日繰り返すから、子どもは「自分から学ぶ力」を自然に身につけていきます。
これからの時代、正解が複数ある中から最適な答えを自分で出すことが重要になります。個々人がスマートであり、同時に周りと協力しながら物事を進めていける力は、必ず将来役に立ちます。
もしあなたが、子どもに「ただテストの点が取れる子」ではなく、「自分で考え、行動できる子」「チャレンジする子」に育ってほしいと思っているなら、ぜひ一度コロンビアインターナショナルスクールをご検討されてみてください。学校説明会に参加するといいです。「この学校ならきっと!」と思えると思います。みなさん、子育て頑張りましょう。
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